女性にとって「脚が太い」というのは身体の悩みの一つとなっていて、シャープで綺麗な足に憧れる女性は多いと思います。
ただ、ほとんどの女性は、足が太くなる心配をして、運動と筋トレを避け、摂取カロリーを減らすことで足を細くしようと考えています。
実はこの考えは間違っていて、美しくて細い足を作るためには、筋肉が必要なのです。
筋トレで足は太くならない
筋トレやジョギングをすると、脚が太くなると思って、運動することを避ける女性がいますが、女性の場合、男性とは違い筋肉を鍛えることで足が太くなることはありません。
なぜなら、女性は男性とは違い、筋肉を大きく肥大させる男性ホルモンの割合が少ないため、どんなにトレーニングをつんだとしても、ムキムキの太いカラダにはなりえないからです。
太くなった気がするのはたいてい、むくみや脂肪が原因です。
そもそも男性でも筋トレで体を太くするのは難しいんですから、女性が筋トレで体が太くなることを心配することはありません。
女性にとっての理想の脚とは?
脚の太さというのは、骨の太さや上半身とのバランスなど生まれもった体の個性にも左右されますが、基本は筋肉と脂肪のバランスです。
女性の脚を大きく分類すると、
- 筋肉も脂肪もついている脚
- 筋肉量が多くて脂肪量が少ない脚
- 筋肉量が少なくて脂肪量が多い脚
- 筋肉も脂肪も少ない脚
と4つのタイプに分かれています。
女性が目指して欲しいのは「筋肉量が多くて脂肪量が少ない脚」です。
筋肉量があると基礎代謝が上がり、太りにくい体質をつくります。また部分痩せしたい箇所の筋肉を刺激すると、その周辺の脂肪が燃焼されやすくなります。
もし、あなたがこれから運動をして足を細くしたいと思っているのなら、筋トレで脚の筋肉をつけつつ、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動で、筋肉の上についている脂肪を落としましょう。
運動をしていて脚が太くなったというのは、脂肪の量が変わらないまま筋肉がついたことが原因です。
太ももの裏側を鍛える
筋肉のつきかたで脚が太く見えたり細く見えたりします。
つまり太ももの前側に筋肉がつくか、太ももの裏側に筋肉がつくかで見た目の印象が変わります。
ちなみに太ももの前側は一番目につきやすい場所なので、ここばかりを鍛えてしまうと、脚は太く見えてしまいます。
一方で、太ももまわりのサイズが同じでも、後ろ側(ハムストリングス)が発達している人のほうが、視覚的な効果で脚が細く見えます。
ハムストリングスを鍛えると、綺麗な筋肉のラインが出て、ヒップアップにもなり、足が引き締まって見えるようになります。
太ももの前側である大腿四頭筋は日常で鍛えやすい部位です。どこでもできるスクワット、階段を上がる時にも自然と鍛えられます。
なので太ももの裏側とついでにお尻の筋肉を意識的に鍛えるようにすれば、ラインが綺麗な脚を作ることができます。
猫背の人は要注意
歩き方の癖によって太ももの前面にばかり筋肉がついてしまうことがあります。
とくに猫背の人は、歩いたり階段を上ったりするときなど、常に前側に体重がかかるために、太ももの前側(大腿四頭筋)にばかり刺激が加わります。
そうすると大腿四頭筋ばかりが発達し、太ももの裏側(ハムストリングス)が衰えてしまうために、バランスが悪い脚になってしまいます。
なので姿勢を正して歩くことは、足を太くさせないためにも大切なことなのです。
太ももの裏側とおしりの筋トレ方法
下半身のトレーニングは自宅で簡単にできるので継続しやすいと思います。
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
細くて綺麗な脚を作るには筋トレが欠かせません。筋肉を鍛えることで、基礎代謝が上がり太りにくい体質になりますし、血行が良くなることで、むくみの対策にもなります。
なるべく太ももの前側と裏側をバランスよく鍛えつつ、有酸素運動で筋肉の上にのっかった脂肪を減らし、摂取カロリーを下げるようにしましょう。そうすると、モデルのような綺麗なラインの脚を作ることができるので、是非今回の記事の内容を参考にしてみてください。